2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

木造住宅と3匹のこぶたのお話

3匹のこぶた的な建築の歴史 時代と共に「住宅」対する考え方や見方が変わってきましたね。 日本では古来より、寺社仏閣の建築技術があり、木造建造物が当たりまえ。そこに大工さん達の職人魂が長年にわたり脈々と受け継がれきたわけです。 現代の「住宅」に…

木は生き物です(パート2変形を食い止める工夫)

木のねじれ、割れ 木は生き物です。 だから、ねじれたり曲がったりします。(※この説明は前回をご覧ください) でも、その自然の動きを何とか阻止しようと材木屋さんや大工さんは工夫をしました。 それは『背割り』です。 そもそも、木のねじれや割れは木が…

木材は生き物です(パート1:工業製品ではないの)

某住宅メーカーのキャッチコピーに「木が呼吸する」みたいなものがありましたよね。事実、「木」というか「木材」は生きてます。 木は伐採された後も水分の放出を抑える活動をします。木の中の水分が減ったり増えたりすることで、収縮と膨張を繰り返すのだそ…

『米松』について①

米松について 木造住宅の土台・柱以外の全てに使ってます(※当社では)。※地域性や住宅メーカーによって異なります。 型枠材としては、桟木 土木材としては、堰板や横矢板、バタ角 名前の通り、北米の西海岸が一大産地で、ここから輸入されます。構造強度が…

日々の仕事への姿勢や考え方を変えてくれる本

ずーと同じ仕事をしていると、平穏無事何事もなければ何も考えずに惰性でいけるかもしれない。でも、何か変化やトラブルがあると、持て余してる時間中ずーとあれこれと余計なこと考えてしまうものです。そうなると負のスパイラル。向上心のある人ほどこの状…

コンパネのあれこれを知る

合板の本当の呼び名は? 「合板」というのは薄い木板を重ね合わせたものの総称のことなんです。一方、「コンパネ」はコンクリート工事用の耐水合板のことです。そして、俗に呼ばれている「ベニヤ板」は日本では合板と同じ意味で使われますが、「ベニヤ」自体…

続・山本周五郎作品を読むべし‼

ながい坂 ながい坂 (上巻) (新潮文庫) 作者: 山本周五郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1971/07/19 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 167回 この商品を含むブログ (21件) を見る 人の一生はながいものだ。 一足飛びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩…

一度は読むべし!!山本周五郎作品

一度は読むべし!!山本周五郎の小説 山本周五郎は明治36年1903年生まれ昭和43年1967年に亡くなっている。その作品のほとんどは江戸時代を舞台とした時代劇小説です。 時代劇小説というとチャンバラなイメージですが、山本周五郎の作品は一貫して「人生とは…

「竹刀」を考案した剣豪のおはなし

ただのチャンバラ小説ではない魅力 戦国時代に有名になった剣聖「上泉信綱」の物語を読んだ☟ 真剣 新陰流を創った漢、上泉伊勢守信綱(上) (講談社文庫) 作者: 海道龍一朗 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/01/15 メディア: Kindle版 この商品を含むブ…

善悪の基準を自分自身に問いかける

哲学書と思うことはなかれ。これが哲学だと思うべし。 まあ、哲学が好きな人は哲学書の棚からそれらしい本を抜き取って読むだろうと思う。でも、そもそも哲学っていうだけで、自分には合わないと喰わず嫌いをみせる人も多いと思うんですよ。 先日の『ビジネ…

家具に蜜蝋ワックスを塗ってみた

木材は保護は塗装だけではない 最近はDIYが盛んなので、ホームセンターで木材を買っていろいろつくってる方も多いかと思います。 木材は腐りやすい、日焼けしやすいというイメージがあるし、塗料もいろんなのが販売されているから、「塗装しないと」ってなり…

後世に伝えていくことの大切を痛感する本

皆さんにはバイブルとなる本、又は人生観を変えられた本はありますか? 海外旅行に行くと価値観や人生観が変わると言いますが(確かに変わった)出会うべく時に出会うべく本というのがあったりします。もしかしら、他人から見たらそんに良本ではないのかもし…

「自分を知る」ために何をしたらよいか教えてくれる本

自分を知るための技術とは 昨日のブログで紹介した本の中に、「気づかいやおもいやりは、自分と相手との個性の違いを認めることでできることだ。自分のことを知らないのに、相手のことを知ることなどできるわけがない。」みたいな内容があった。ブログではあ…

「気づかい」「おもてなし」をわかりやすく解説した本

東京オリンピックの話の頃から、何かと聞く機会の多い言葉「おもてなし」「気づかい」ですが、あらためて意味をきかれると、すっと答えられない。ネットで調べるのもいいが、具体例でもって解説してくれる良本があった。 ディズニーと三越で学んできた日本人…

ビジネスへの猛烈なエネルギーが欲しい人におススメ!!

型破りな成功哲学&猛烈なバイタリティ 「ヴァージングループ」の創設者の型破りな成功哲学を語った本。著者のリチャード・ブランソンを動画でみると、猛烈なバイタリティを感じるが、この本の翻訳文章も「らしさ」をとっても上手に表現している。ブランソン…

お使いのT字カミソリに満足できない方へ

今お使いのT字カミソリに満足してますか? ヒゲソリの習慣は人それぞれだと思いますが、身だしなみの一歩目なだけに、とっても大事ですし、こだわりのある方もいらっしゃるかと思います。他人がどんなヒゲソリライフを送ってるかなんて考えたこともなかった…

営業の神様が教える社会人として姿勢

米国の営業マンのレジェンドが熱く語る ギネス認定「12年間セールスマン世界一」を誇る、米国の自動車ディーラー販売員ジョー・ジラードがセールスマンだった頃の一年間の活動を語った本。これだけの実績を誇るセールスマンなので、やっぱり言動からバイタ…

「 まんが 商品の歴史 」!?的な開発秘話本

どんなモノにも歴史があるのであります 僕らがお買い物に出かけたとき、当たり前のようの陳列された商品さん達。モノに対する見方というのは、 ①子どもの頃→好き&嫌い ②お小遣いで買い物する頃→高い&安い ③大人になったら→①+②+欲望 だったりする。 そし…