歴史は繰り返される?過去から学ぶ経営戦略②
歴史は繰り返される?過去から学ぶ経営戦略
数々の経営戦略論。歴史は全く同じように繰り返したりはしないだろうが、その知識をいつ、どのようなカタチで活かすか、そして実践するかが学ぶ理由になる。
社会の動きに、イノベーションに乗り遅れないために、歴史の知識を試行錯誤し実践んすることが大事だといっているような気がする本が↓
労働意欲は労働条件より人間関係が決める!byメイヨー
ジョージ・エルトン・メイヨー
医学を学ぶが心理学に転向、哲学心理学教授となる。1922年に渡米。1926年にハーバード経営大学院に迎えられる。産業技術の発展がかえって人間の協働意欲を阻害し、社会は解体の危機に瀕しているという危機感から、技術の進歩に応じた社会的技能の開発と教育を説く。組織における人間的側面の重要性を重視し、人間関係論を展開した。1949年にイギリス で没す。
1924年、ある会社の紡績部門の離職率は250%であった。これは毎月、従業員の20%が辞めている計算。
メイヨーはその原因を
- 仕事の単純さ
- 職場の孤独さ
による精神的疲労と考えた。なので、休憩を
1日4回10分
にしたところ離職率が年5%に激減した!
「本当に休憩で改善したのか?」byメイヨー
メイヨーは離職率改善の新たな仮説をたてる
- 従業員の話を真摯に聴いたからか?
- 保健室設置で看護師に悩み相談ができたからか?
- 尊敬する経営者との打ち合わせで責任意識が高まったからか?
1930年現場のマネージャーによる面接をしただけで(内容にかかわらず)生産性が向上したことがわかった。
労働意欲は労働条件より人間関係が決める
のだ。日常生活で精一杯の当時でも、労働意欲は対価ではなく人間関係によるものだということを証明した。