「 まんが 商品の歴史 」!?的な開発秘話本
どんなモノにも歴史があるのであります
僕らがお買い物に出かけたとき、当たり前のようの陳列された商品さん達。モノに対する見方というのは、
①子どもの頃→好き&嫌い
②お小遣いで買い物する頃→高い&安い
③大人になったら→①+②+欲望
だったりする。
そして、モノに対するリスペクトや本質をみる姿勢なぞはこれっぽっちもない。
でも、ちょっと客観的に、無の境地で、①~③を忘却して、その「モノ」を見てみるといろんな疑問や知りたいことがでてくるわけです。
どんな人にもそれまでの足跡と歴史があるように、モノにもあるわけです。
ということで、そんな「商品」について、とってもわかりやすく読みやすい本をご紹介です。
ロングセラー商品誕生物語~日本企業激闘編~
著者:藤井龍二
出版:PHP研究所
「社会」のことを知る上で、小学生に読んでほしい!
最近の小学校の授業では、地元の企業訪問みたいなことや、中学校になると職場体験みたいなこともやっている。こうした取り組みは本当にいいことだと思う。企業さんたちはお手間だろうけど。。。。
モノが当たり前にある時代だと、そもそもモノへの感謝へ敬意などは微塵もない。ということは、そのモノを買うための「お金」がどのようにして生まれるのかという考えも微塵もなく、つまりは稼いでくる親への感謝や敬意も同様の扱いなのであります。。。
『お金=労働の対価=商品(サービス)の製造&販売』
という構図を子どもにも興味をもってわかりやすく説明するためには、商品がどのようにしてうまれるのか?うまれたのか?を知ることがいちばん良いのではと思う。
この本の内容は、ほんの一部の商品だし、漫画だから当時の開発者さんの緊張感は伝わりにくいんだけど、とにかく興味関心をもってもらえるのは素敵なことだ。
名前の由来から開発のきっかけなど秘話がたくさん
本書に掲載されている商品は21種類です。
目次
- ガリガリ君
- カップヌードル
- うまい棒
- チロルチョコ
- TOTOウォシュレット
- モスバーガー
- ピップエレキバン
- リカちゃん
- ワコール ブラジャー
- 養命酒
- オルファ カッターナイフ
- ヤクルト
- 永谷園 お茶づけ海苔
- 亀の子束子
- G-SHOCK
- ヤマト運輸 宅急便
- カゴメ トマトケチャップ
- ロッテガム
- メニコン コンタクトレンズ
- ミキモトパール
- ヤマハ グランドピアノ
商品だけなら21種ですが、商品化にたどり着くまでの過程でいろいろ出てきますので、見どころは多い。古い時代のものが多いので、平成生まれの方には「?」な部分もあるのかもしれないが、開発者の熱意は伝わると思う。
また、発想の着眼点や開発への行動力などはとっても勉強になるし、パワーをもらえます。
同じようなシリーズがたくさん出版されてます。
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