「その業界の常識を打破してみたら?」という本

一見「非常識」な経営をして成功した会社を紹介

 業界にとって「当たり前」なことや「常識」なことが、実は何の理由もないことであったり、ただの慣習であったりということは結構ある。その業界に永く居れば居るほどその色に染まり、「それ以外のこと」すら発想できなくなる。

 業界にとって「当たり前」なことや「常識」というのは、ある種の「ルール」になっていたりするわけで、それがまた「変えよう」とすることの邪魔をするわけであります。でも、そこからとっても素敵なカタチで脱却できれば、その会社はオンリーワンの存在になれるのであります。

 ということで、一見「非常識」に見える経営をすることで、オンリーワンな会社となった事例を紹介した本が↓

「バカな」と「なるほど」

「バカな」と「なるほど」

 

  この本、実は初版が1988年です。なので、事例は「埃をかぶった」ものであり、今と比べても明らかに価値観も考え方も違う。ということで、

  • 『本中の時代背景』→「その業界の常識」
  • 『その会社の成功例』→「発想の転換方法」

という目で読むとそれなりにクリエイティブな発想が湧き出そうな気がする。そして、「常識」を変えるという大事業を行う過程に組織運営手法のヒントも隠されているのであります。

 

非常識な戦略から「経営」を学ぶ

本中に成功例として挙げられた会社さん達がこちら※出番順

戦略、組織人事、工場マネジメント、マーケティングなど経営の仕方が一見したところ非常識と思えることが少なくない。「そんなバカな」と思わず言いたくなるようなことだが、経営者や実務担当者の説明されると、理屈が通っており「なるほど」と納得できる。そんな例が挙げられています。