歴史は繰り返される?過去から学ぶ経営戦略⑦
歴史は繰り返される?過去から学ぶ経営戦略
数々の経営戦略論。歴史は全く同じように繰り返したりはしないだろうが、その知識をいつ、どのようなカタチで活かすか、そして実践するかが学ぶ理由になる。
社会の動きに、イノベーションに乗り遅れないために、歴史の知識を試行錯誤し実践んすることが大事だといっているような気がする本が↓
事業部制と多角化の注目
アルフレッド・チャンドラー
1962年『組織は戦略に従う』
組織イノベーションを起こした代表企業「デュポン・GM・エクソンモービル・シアーズローバック」を例に事業部制の仕組みを紹介
①余剰人員活用の多角化
②事業部制が事業拡大と海外展開を促す
デュポンは本業の化学繊維レイヨンを活かし、防湿セロファンで成功。
その後ナイロン、アクリル、ポリエステルなど新しい事業を立ち上げた。 この動きは 1960年代のM&Aブームにつながる。
1970年代中盤には、その半数が本業とは無関係な事業に多角化する。
③管理しきれずにリストラ戦略
1969年…GEには46もの事業部があり管理不能だった。
1970年…米国は企業の解体や再構築の嵐。
1981年…GEのCEOジャック・ウェルチは「世界シェア1位か2位でなければ撤退する」とし、3分の1以下絞り込んだ。
チャンドラーの言いたかったこととは?
- 事業戦略と組織戦略は、相互作用があり深く関わっている。
- 「組織は変えにくい」せいで、事業戦略が先導しやすくなる。
【続く】