歴史は繰り返される?過去から学ぶ経営戦略⑤

歴史は繰り返される?過去から学ぶ経営戦略

 数々の経営戦略論。歴史は全く同じように繰り返したりはしないだろうが、その知識をいつ、どのようなカタチで活かすか、そして実践するかが学ぶ理由になる。

 社会の動きに、イノベーションに乗り遅れないために、歴史の知識を試行錯誤し実践んすることが大事だといっているような気がする本が↓

 

 

マーケティング!+イノベーション!!

 

ピーター・ドラッカーの登場。ドラッカーは、

1930年ウィーンで国際法の博士号取得後、新聞社に

1940年アメリカで大学講師&執筆業

1946年GMが依頼した研究レポート「会社という概念」

従業員たちへの権限移譲と自己管理の必要性を提起

  • 事業部制は素晴らしい
  • 作業者をコストと考えるが、作業者は人間であり活用すべき経営資源
  • 命令と管理重視では急激な変化に対応できないだろう

 1954年「現代経営」

経営管理者の仕事こそ事業に命を与え、そのリーダーシップがあってこそ資源たるヒトモノカネが動き出す

①顧客の創造

 企業は顧客に価値を創造するためにある

②人間的機関

 企業は人を生産的な存在とするためにある

③社会的機関

 企業は社会やコミュニティの公益をなすためにある

 とっても現代的であり、時代の先をも見据えた視点で「経営」のあるべき姿を示していると思うのであります。「①顧客の創造」は現代でいうマーケティングイノベーションであるし、「③社会的機関」は現代でいうCSR(企業の社会的責任)ですね。まさに慧眼です。

 【続く】