ビジネスマンに必要な8つのルール【ルール5・ルール6】
【ルール5】インパクトを計算せよ
「できる」からといって「すべきこと」とは限らない。
そのソリューションが、どれほどのインパクトをもたらすのかを何度も何度も確認しなければならない。そのインパクトにお金をかけるだけの価値がなければ意味がない。
本当にビジネスを考えている人は、最終的に必ず増えて戻ってくるのでなければ、絶対に現金を流出させない。
【ルール6】波及効果を探れ
社内のどこで、何が進行しているのか。誰にどんな影響があるのか。
会社全体のためのソリューションにしなければならない。伝えよ。
自分の専門知識を伝える時、いくら自分が正しいと確信していても、本当にそうだとは限らない。確信をいくら深めたところで、それだけ自分が正しくなるわけではない。データを山ほど重ねても、相手が納得するかどうかわからない。むしろ、納得しない場合のほうが多いだろう。確信と事実を混同してはならない。
【ルール7】黄色信号では減速せよ
いいソリューションを考え出せたとしても、それがうまい具合に進行し、めでたく成功するとは限らない。順調でも安心するな。スピードを上げるな。現実を見るのだ。
「これだけ効果のあるのソリューションを今まで行ってこなかったのはななぜだろうか?」と疑ってかかれ。
黄色信号が赤信号になったとしてもそれは失敗ではない。「失敗」とは赤信号を必要以上に高くつくものにすることだ。
【ルール8】原因を見つけろ
理由を明らかにせずに問題を解決しようとするのは、痛み止めを使って病気を治そうとするようなものだ。原因を放置すると気が付いた頃に悪化しているだろう。
患者の出血がますます激しくなっているのに、輸血のスピードを上げることしかしない医師などなんの役に立つだろうか。
「提案する側」と「決断する側」の双方に十分な準備があれば、意思決定のプロセスはすみやかに進捗する。
夜、夢を見る人は、目覚めればそれが無だったと気づく。しかし、昼に夢をみる人は、危険人物である。目を開いたまま、夢を実現させようとして行動するかもしれないからだ。