営業の神様が教える社会人として姿勢
米国の営業マンのレジェンドが熱く語る
ギネス認定「12年間セールスマン世界一」を誇る、米国の自動車ディーラー販売員ジョー・ジラードがセールスマンだった頃の一年間の活動を語った本。これだけの実績を誇るセールスマンなので、やっぱり言動からバイタリティが溢れております。(翻訳者の意図もあるんだろうけど)
- 作者: ジョージラード,トニーギブス,Joe Girard,Tony Gibbs,満園真木
- 出版社/メーカー: アルファポリス
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
自動車の15年間累計販売台数13,001台
自動車の1日平均販売台数6台
などなど、
自動車を販売したことないけど、その凄さの伝わる記録を打ち立てた方が言うだけに、説得力も半端ない。この手の本を買って読む人って大抵は「営業のテクニックやアイデアを盗もう」的な姿勢で読むのだろうけど、そういう姿勢で読むと失敗する本だと思うの。著者の「セールスマンとはそんなものではない」という考え方が至る所で感じる。
ジョー曰く「私は13のルールで世界一になった」
MoominNの偏見何なんだろうけど、欧米の方って普段からいい意味で自由(自己)を許されているから、ルール(こだわり)を設定して自ら律する方が成功しているイメージがある。それは基礎から違うんだから、その考えが日本で通用するかといえば、そうでもないだろうと。今の子どもたちが社会人になった時には良い考え方かも。
ジョーの13ルール
- 健康のための選択をする
- ポジティブな姿勢を持つ
- 計画を立てる
- 働くときはとにかく働く
- ジラード流、絶対厳禁リスト
- 適切な装いをする
- 聞き役に徹する
- 笑顔をあげる
- 連絡を絶やさない
- 真実を告げる
- すべてのチャンスをものにする
- 常に最前線に立つ
- 自分のご褒美をあげる
それぞれのルールは皆さんの思った通りの内容。。。です。そう、この手の本を読んでる人にとっては特に。秘密も近道も奇策もない。営業手法やテクニックも日本のトップセールスマンが本で書いてることと同じなんです。ただし、、、
きれいごとを上から言っている本じゃないんです!!
ただし、そういう感想で終わらないのがこの本(著者)の素敵なところ。営業テクニックや心構えというのが、日常生活においてどれだけ大事なことかということをやんわりと教えてくれる。
なので、社会人1年目とか、アルバイトをこれから始める高校生や大学生やなんかに是非読んでほしいと思うのであります。
ジョー曰く
どんな理由であれ、仕事中に邪魔をされたくないし、無駄話をしない。な私は社交クラブに入るためにそこにいたのではない。1日精いっぱい働いたという自覚に満足していた。
どうですか皆さん?スマホいじったり、井戸端会議とかしてませんか?
もちろん、ジョーは社内(営業準備)ではだめだといっているだけで、営業活動中ではこうした人とのコミュニケーションをとることは大事だと語る。(異常な数の手紙を出す人だからね)現代人は隙あらばスマホをいじる癖になっているなあって本当に思う。そろそろスマホいじりの悪しき習慣は法規制した方がいいじゃないかって真剣に思う今日この頃。
営業の上達=人としての成長
という、忘れかけていた営業の本質を思い出すそんな素敵な1冊です。
[http://]